さよなら水木サン

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11月30日、水木しげるさんがなくなった。
関西に住んでいたので、夏休みと言えば
宝塚ファミリーランドの「ゲゲゲの鬼太郎大会」、
ペンネームのもとになった神戸の「水木通り」も
親しみのある地名だった。

千葉県に移り、小学4年生の時から
急に軍国主義みたいな管理教育になった。
たまらんなー、と思ってたころ、本屋でたまたま見つけたのが、
水木サンの「ほんまにオレはアホやろか」(ポプラ社)だった。
ミもフタもないタイトルの本には、
水木さんの体験が事細かに書かれ、
「師匠」の才能はもとより、落第ぶりすら足元に及ばないことを呪いつつも、
「アホでもなんとかなる!」とミョーな自信をつけた。

 

 

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わたしが「戦争」的なものを嫌うのは、水木サンの影響があると思う。
「坂の上の雲」の主人公みたいに、
甲板の上に立って作戦を練る側でなく、
自分はどー考えても「ビビビビーン!される側」
と、刷り込まれてしまっているからだ。
水木プロのブログなどで時々アップされていた
水木サンの食べっぷりを見るにつけ、
飢えがないこと、平和であることの大切さが思い起こされた。
水木さん、休むのに飽きたら、いつでもこっちにも遊びに来てください。

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