夕食の時に、少量の汁物(野菜のポタージュなど)のための器を探していた。
鳳至(ふげし)の老舗、大崎漆器店で偶然見つけた。
江戸時代からあった文久椀の復刻版。
水垢がつきにくいよう、ふちにカーブを持たせ現代風にアレンジ。
汁椀よりすっと細長いので、よそ行き感がある。
和洋折衷な柄を探して蒔絵を注文。輪島に来て一番の贅沢!ブルブル…。
注文から約2ヶ月。イメージよりずっとゴージャズに金蒔絵をほどこしてくれた。
蒔絵はよそ行き…と敬遠してたけど、デザイン次第で洋食器とも組み合わせ可能。
蒔絵の技術が継承されるために、もっと価値が広まってほしいと思う。
目に貝が黒漆で貼り付けてある。
立体感のつけかたも、イメージ以上のできばえ。
こちらもおめめキラリ!芸が細かい…。
図柄の相談、仕上げの確認など、そのたびに大崎さんのお宅にお邪魔させていただいた。
納得いくまで時間をかけられるのが地元ならでは。
器に負けないように、ていねいな暮らしを心がけよう。ゴツン!(←椅子に足をぶつけた)
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