【イラストは下↓】
4/17付け愛媛新聞によると、愛媛大学法文学部は「観光まちづくりコース」を設置するのだと。
県や松山市、県観光協会、愛媛経済同友会からの観光関連学部設置要望にこたえた形だ。
松山市の坂の上の雲まちづくりチームが平成17年に作成した『坂の上の雲まちづくりPR基本戦略計画策定書』によると、
「小説『坂の上の雲』に示唆された高い志のもと、市民・民間・行政が一つとなって歩み、ともに活躍できる環境の創出へ向け、まちづくりPR戦略計画を策定します」とある。
そこには市民をいくつかの層に分類し、マスコミやイベントなどを通じ、いかに「市民参加」させるかの4カ年計画が書かれている。
PRの手段として、「教育機関、社会福祉機関などの公共機関との連携」も掲げられている。行政はちゃあんと「計画」しているのだ。言ってみれば大学も学生も「カモ」ってコトだ。自覚はあるのかな? 情けないよなぁ……。
松平アナや真野響子ら有名人を招くイベントは、無理矢理盛り上げようとするのがミエミエ。ミュージアムも年間入場者数が予想より多いらしいけど、タダ券をバラまいていたら当然だよ。入館料収入を調べればわかることだから、読者様、しばしお待ち乞う。
なんどでも繰り返すけど、建設着工前の2004年12月議会で
「生涯責任を持つ」と言った市長が、最近では「まちづくりの成否は市民にかかっている」と言い出している。(てか、ミュージアムも最初から民間委託だし。)
「まちづくり交付金」の出所も「道路特定財源」ってことがわかった。確かに道後温泉前とか、ロシア人墓地の道路整備とか、「まちづくり」という名の公共事業はあちこちで見られる。市長は最初の選挙では市役所の地下駐車場も効果が薄いと批判し、ハコモノはもうつくらない、と言っていた。
今はどうだろう。サカクモミュージアムに始まり、駅前再開発、西クリーンセンター、西条からの分水……。なんのことはない。公共事業大好きオジサンじゃん。
ってことで、ハコモノ大好きの市長さんに贈ります。
歌は「ハコ建てのひと」。
北島サブちゃんのメロディーでどうぞ!
ハコ建てのひと
わざわざ建てた ハコだけェ~
中身もないのに ハコ建てェ~
「生涯責任持ちます」と
冬の議会で言ってた君が
「あとは市民の責任」と
とってもがまんができなかったよ
安藤忠雄の ハコ建てェ~
中身がないから ハコだけェ~
「ハコモノ建設反対」と
むかし選挙で言ってた君が
市長になったら 気が変わり
とってもがまんができなかったよ
お金もないのに ハコ建てェ~
「サカクモ」だけで ハコ建てェ~
見果てぬ夢と 知りながら
大河ドラマに 勝負を掛けて
市民総出で まちおこし
反対したら 非国民だよぉ~
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