「地域経済が活性化してこそ、財源が生み出され、その中から可能な資金を福祉に回すという循環があって初めて、総合的な行政運営ができる」(愛媛ジャーナル05/7)とのご高説。
がしかし、この4年間振り返ってみれば、ロープウエイ街、道後周辺、記念館と「まちづくり」とは名ばかりの土木工事ばっかり。
で、地域経済は活性化したの? 福祉は良くなった?残念ながら、地域経済においては、目抜き通りのラフォーレは撤退。三越も寂れている。
福祉に関しては、介護保険費は中核都市では一番高く、母子家庭の貸付金の回収にはケーサツ官をわざわざ雇ったり、男女共同参画条例も「性差に配慮する」など、運用が「適正」化され、ますます子供を産み育てにくくなりそうだ。「夢と希望」だの「青雲の志」だの、こっちが恥ずかしくなっちゃうようなこと並べたてて、イベントもいろいろやったけど、市民生活にはなんちゃー変わりないのでは。
少なくともこの4年間は。確かなことは、記念館の年間維持費と街角情報板だけで年間合計2億5千万円の負担が増えたことだけだ。
いっそなにも造らず、そっくりそのまま2億5千万円、福祉に回したらよかったのでは……。 (完)
コメント