朝市デビュー

201306-1asaiti-debu

朝市の特設コーナー?に店を出した。
正確に言うとお手伝い。
漁師のタケシにいきなり近所のそば屋に呼び出されて行ってみると、女の子がすでに2人。
朝市の出店の段取りはすでに決められていた。
「レイザルちゃんは週末用事ある?」と聞かれ、居留守も使えないし、だいいち女の子2人ではちょっとかわいそうだと思って、
まぁ、ちょっと手伝うくらいなら…と引き受けた。
商品はタケシの獲ってきたブリをフライにする「ブリカツ」。
朝9時頃開店し、昼前には揚がるのが追いつかないほどだった。
「値段が中途半端」と言うと
「つべこべ言わず働け!!」と怒鳴られ、
「道具が使いにくいからもっといいのにして!」と言うと、
「じゃあ次も絶対やれよ!」と脅かされ、
「もう覚えたな」と、次回もやる気まんまん。
私を含め、女子3人は4時間以上も立ちっぱなしでフライを揚げ続け、昼過ぎに客足が切れた頃にはヘロヘロだった。
聞けば女子2人もいきなり呼び出され、断り切れずにかり出されたそう。
強制されたわけではないけど、自分だけ断ることもできないし、まぁ、できる範囲で手伝います、という善意の気持ちで来てみたら、ヘロヘロになるまで働かされました…って、今問題になってる歴史認識の話みたい。
「強制性」にばかりこだわっていては真実を見誤る気がした。

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