掃除をしていて、うっかり「セ●ム」の非常ボタンを押してしまったらしい。
しばらくして男性2人がドカドカと家に入り込んできた。
てっきりセ●ムの人だと思って
「すみません、間違って押しちゃったみたいで」とテヘペロで謝ったら、
「免許証は?」「家族は?」「あんたなんでここにいるの?」とまるで私をドロボー扱い。
おかしいな〜と思ったら、セ●ムから通報を受けた警察刑事課の職員だった。ちょっと、アンタたちこそ名乗りなさいよぉ〜!
なんてことを玄関先でやりとりしてたら、軽自動車の青パトが家の前に止まり、よっこらよっこらおじいさんが出てきた。
「ここですかね?なんか押し間違いやって?えーと、アラームどうやってとめるんやったかな?」
刑事を押しのけ、事務所のあちこちをよっこら探し回り、会社に電話で問い合わせながら、結局わたしが教える始末。
それにしてもおじいさん好きとしてはこれ幸い、
「セ●ムの事務所はどこにあるの?」とさりげなくチェックを入れるも、聞こえないのか聞こえないふりをしているのか、
「じゃ報告書だけ書きますから」と、ボールペンの先をなめなめ、ほとんど白紙の手帳にコトの顛末をざっくり記入し、
「それじゃ〜。」とまた、よっこら帰って行った。
こんな高齢過疎地のどこにCMで見るような屈強なガードマンがいるのか、と疑念を持っていたが、やっぱり予想通りだった。ま、平和っちゅーことやな。
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