スーパーの店先のバレンタイン用ウイスキーボンボンの中途半端さを、知らぬふりをしてさらりと流そうと思っていた矢先、ゴロー宛のチョコが事務所に送られてきた。
一筆箋には
「いつもお世話になっています」と女性の連名。
そしてピンクの小箱を開けると、焼酎と大吟醸のボンボンだった。
「言うまでもなく義理チョコです。でも酒好きってコトで一応考えてウイスキーボンボンにしました」的な無言のメッセージが伝わってくる。
もちろん自分がかつてそうだったように、仕事の合間を縫って、人混みのデパートの特設売り場で義理チョコを買いに走る女性たちを責めるつもりなどない。
でもこんなコトを毎年繰り返されては、オヤヂたちって、ホントもうボロボロってゆーか、「心が折れる」とか、「小さく傷つく」なんて、いちいち言ってらんないなー…と、オヤヂたちの厚かましさも、ちょっとは認めてあげてもいいと思った。
それにしても、社運をかけたバレンタイン商戦なわけだから、どこの菓子メーカーも毎年企画会議に余念がないはず。
「義理チョコのプレゼン」なんてのもあるんだろうな〜。
なんか殺伐とした会議になりそうだ。
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