黙り一

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1月20日付けの北国新聞によると。
真宗の信仰の厚い加賀地方では、百姓などの民衆は保身術として行動しなかったり、自ら箝口令を敷く「黙り一」という精神風土を形成していったのだそう。
南無阿弥陀仏の念仏は「死ぬことが究極の救い」と、一向一揆を起こすときに作用したのだとか。 そのような「念仏者」に対し、前田家は懐柔政策として茶道・謡曲・能・俳諧を推奨し、門徒衆の抵抗性・合理的思考・論理性を欠落させていったという。
その説がホントがどうかわからないけど、行政が市民の不満のガス抜きに、「まちづくり」だとか「活性化」などと言って、イベントばかりに時間と人と金を費やすのとどこか似ている気がする。
にぎやかしでは解決できない人たちこそ最優先に配慮されてほしいと思う震災関連イベント目白押しの春。

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