1/19子規博で「坂の上の雲」の時代と松山をテーマに五木寛之氏の講演会があった。(主催「坂の上の雲ミュージアム」)
五木氏は「明治を明るい時代」と評価する声に「どの時代も光と陰があり間違っている」と指摘。
その象徴として「坂の上の雲」が高度成長の応援歌のようにして読まれていることを「司馬さんとしても苦々しい思いだろう」と話した。
「坂の上に行ってもつかむことができない雲を達することが出来ない目標として表したもので含蓄がある」と述べた。
まちづくりの基本理念とか市長の講演とかで、「明治の若さ明るさ」だとか、「目標に向かって生きるすばらしさ」みたなことをさんざん言ってたことが、五木さんによって全否定されちゃった。
ミュージアム完成後、初めての記念すべき講演。
気合いを入れて著名人を呼んでみたのだから、本来はまちづくりを宣伝するためにもガンガンテレビで流したいところだろう。それなのに、ケーブルテレビの再放送の予定は今のところないという。
五木サン、よほど行政の意図と異なることをしゃべちゃったんだろうか。
さすが空気読めない、もとい、違いのわかる男、五木寛之。
なかなかワンダフルな人と見た。
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