視覚障害のあるKさんが、研修に大阪へ来るというので、修先まで案内することに。
いつもながら積極的に外に出ようとする。
えらいなぁ。
2年ぶりのKさん、歩きながら近況報告。
Kさんは私の肩に手を置きながら、杖を使い、知らない土地でも、人混みでもスイスイ歩く。
「しかし、レイザルさん、相変わらず元気そうやね」
「ち、ちょっと、アンタ背中の肉さわって言ってへん?」
「そらわかるわ。私ら、毎日人の体さわってんねんから。2キロくらい?」
ド、ドンピシャや……。
「もう、こっから独りで行き!!」
「い、いや、オレだって、最近腹出てきたし、レイザルさんもまだまだ大丈夫やって……」
今更フォローいれても遅いのだ。
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