バランス食生活もお国のため?

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最近、CMで「食事バランスガイド」ってのがある。
タレントの優香が独楽をくるくる回すあれである。
企業も一緒になって、バーモントカレーでは「野菜カレー」のCM、
コンビニ弁当にも「野菜タップリ」を宣伝したモノが並んでいる。
「食事バランスガイド」は農水省のキャンペーンだった。
ホームページによると、
H17年に食育基本法が成立し、「バランスのとれた食生活の実現が図られ国民の健康づくり、生活習慣病予防、食糧自給率向上に寄与することが期待される」のだと。
そりゃ健康にこしたことはないけど、余計なお世話とゆーか・・・。
そーいえば、9月からTBSで「おばんざい」という食育と家族愛をテーマとする昼ドラも始まる。
上野千鶴子は、PPK(ピンピンコロリ)主義を「人間の品質管理につながるファシズム」と喝破し、
日野原重明のような「成功加齢」やアンチエイジング思想、「満足死」に対して、
「負け犬、勝ち犬みたいに、死ぬまで勝ち負けがつきまとうなんてぞっとする」
「死ぬときまで家族や医者を満足させなきゃいけないとはねぇ」
と「おひとりさまの老後」(法研)で語っている。
この「食事バランスガイド」にも同じものを感じる。
だいいち食事に気を遣っていても病気になる人もいる。
ウチの母もそうだ。因果関係なんてわからない。
「健康・健全でないこと」を食事のせい、家族のせい、とすべて個人の責任にするするつもりやないやろね?

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