新防衛大綱

防衛大綱

 国会中継を見るのが苦痛になり出したのはいつの頃からか。
 過去の揚げ足取りばかりで、ぜんぜん政策論議に入らない。
 母子家庭の加算復活や子ども手当、児童養護施設への財源増額など、いいこともやった民主党。
 ダメ過ぎた自民党に代わって、少しでもましな方へ舵取りをしてほしいものだ、…と、我慢強く大目に見ていたワタシ。
 でも、ちょっとアカンかもしれない。
 本屋の官報コーナーで見た「新防衛大綱」。
 表紙の文字が筆文字の「行書体」で、みるからに物々しかった自民党時代。
 民主党になったらフツーの「教科書体」。
 アベの姿やアソウのダミ声を聞かなくなっただけでもホッとしてたのに、この表紙の「字体」だけで安心してしまったワタシ。ウカツでした!
 というのも、この「新防衛大綱」は自衛隊の「柔軟な対応」を認めているというではないの!?
 99年に採択した周辺事態法や、2003年の有事法制の延長…てか、昨今のアジア情勢を反映してより具体化!?
 同99年に通った「国旗国歌法」も、先頃の東京高裁の判決を思うと、「国家の意思」を感じてしまうし…。
 しかも最近は年金モンダイに便乗して社会保障番号制度を挙げてきている。
これもまた2002年から稼働した住基ネットの強化版?
 同99年メディア規制法は東京都の青少年健全条例が先取り。
 ありゃりゃ、モリ→オブチ→コイズミ→アベ→アソウ
(あ、フクダ忘れてた!)の路線となんら変わってないやんか!?
 99年から2002年にかけて採択された「悪法」が強化されてる!?
 このままいくと、小沢やら相撲ネタで騒いでるうちに、
知らない間に憲法改正してるかもしんない!?
 首相にリーダーシップなんかなくても、共産党や社民党が騒いでなくても、憲法論議なんかしないでも、「改憲」路線、しっかり健在。
 ありゃ~全然油断ならんワ…。

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