久しぶりに会ったTGさんが
「これどう思う?ヘヘヘ」とゴソゴソなにやら取り出して見せる。
松山市の次の総合計画用の「市民アンケート」らしい。
「市民の中から『無作為』に選んだみたいだけど、オレのところに送ってくるのって、どうよ?」
「うん、絶対陰謀だよ。作為を感じる!」
「だろ!?全部○つけて、バンバンさんの名前書いて返送しよっと」
「いやいや、用紙にきっと番号かなんか刷り込まれてるから、絶対バレるって!」
ちなみにアンケートの内容は
「問い:松山のイメージは?」
「答え:誇り・憧れ・温暖…」…みたいなタワイないものばかり。
だけど、「答え」が「いいこと」しか書いてないので、選ぶのが一苦労。
そもそも、どういう基準で対象者を選んだのかわからない。
何人、何世帯、世帯主だけなのか、納税者のみで若者は除外か、在日外国人は…。
質問内容しだいで「市民の意見」が誘導される恐れもある。
アンケートは「多数派」の意見を汲むことはできても、「少数派」の声はなかなか拾うことがムズカシイ。行政にその辺りの自覚はあるのか。
「いやぁ、今回はちゃんとアンケートも取りましたけん、市民のみなさんの意見も聞きましたよ!」と言わんばかりの行政マンの得意顔が目に浮かぶ。
アタマが痛い。
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