●熊本市が設置した「赤ちゃんポスト」に子どもが置き去りにされた。
きっとマスコミが連日設置について報道したので、親もテレビの情報だけ聞いて、「ここに預ければいいのか」と、行動したのではないか。
病院長の「まず命を守りたい」という気持ちは届かなかった。
●愛知県で元暴力団員の男が立てこもり、警官に発砲した事件。
翌日乗ったタクシーの運転手は
「ほんま、世の中めちゃくちゃや。やられた警官がかわいそうや。」
そこまでは同感。だけど、続いた言葉に唖然とした。
「あんなヤツ、死刑にせんといかん。日本ほど加害者に甘い国はない。やられ損や。だから自分の孫には、やられるくらいならお前が先にやれ、と教えてる。」
「でも先進国で死刑があるのは日本とアメリカくらいでしょ? 池田小の宅間だって1年で死刑になったやん」と私。
「あーゆーヤツは逆にもっと長く刑に服させなあかん。法務大臣になったら最低5人は死刑の判つかなあかん法律つくるべきや」
職場でこの話をしたら、保守的なMちゃんまで、
「こんな人も裁判員とかなるんだからコワイよねぇ」とためいきをついた。
この2つの最近の事件、それから、慰安婦問題への反応など、
違う立場で考える人がいることや、良心や思想の背景にあるものを察する力が失われている気がする。
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