「道州制」に違和感を持っている。
「地方分権」「脱官僚主義」といい面が強調されてるけど、言い出しっぺが経団連と自民党、それを推すメンバーが橋本大阪府知事や中田元横浜市長らの「首長連合」ときたもんだ。
彼らが好む自由競争が前提の「小さな政府」の延長と考えた方がすっきりする。
だいいち総務省(旧自治省)がすすめる「地方分権」なんて、国の責任放棄以外の何ものでもない。(「脱官僚主義」という政策さえ、官僚が考えたのかもしれない。)
市町村合併の検証さえできていないのに(むしろ過疎が進んだという負の声の方が大きい)、「道州制」にしたところで問題が解決するとは思えない。
それにしても、中田・山田・中村といい、「つくる会の教科書」や「坂の上の雲」が大好きで、「先人の遺した歴史に誇りを持て」だの「個を大事にし、権利ばかり主張する戦後民主主義は誤りだった」だの「国民がひとつになって国家を形成したすばらしい明治」だの言うヤツに限って、先人達が作り上げた明治以来の中央集権システムを否定し、「自分たちに権限(権力)と財源(カネ)を!」と好き勝手にふるまい、「この国のかたち」まで壊そうとするのはなんでじゃいっ!?
「話せばわかる」どころか、「話を聞かない」「リーダー」達なだけに、危なっかしい。
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