福島名物。二本松の有機の農家さんでごちそうになった。
「ざくざく汁」「(煮物の)ざくざく」という地域も。
細かく刻むから煮物をつくる際の野菜の端なども無駄なく活用できる。
本来は、客の数が予想できない葬式の料理だったが、慶事や祭にも食べられるようになったという。葬儀には鮮やかなにんじんや生物の煮干しは避け、慶事には鶏肉などを入れることもある。
野菜からもだしが出て、やさしい味で健康的。
会津地方にはよく似た「こづゆ」があるが、こちらは、だしに貝柱を使う。こづゆは武士(上流階級)の食べ物、ざくざくは庶民の食べ物、という説もあるらしい。
あわいだし汁の味だから、具材はもっと細かく刻んだ方がおいしくなるようだ。
▽作り方
①鍋に昆布と煮干しと水6カップを入れる。
②材料を1センチ角程度のさいの目切りにする。細かいほうがよい。
③すべて鍋に入れて、材料に火がとおったら、しょう油とみりんを入れて煮立たせて火を止める。
▽材料(4人前)
・ 大根 5センチ
・ にんじん 1/2本(100グラム)
・ 里いも 大3個(400g)
・ ごぼう 1/2本(100g)
・ 生しいたけ 2~3個
・ こんにゃく 1/2丁
・高野豆腐か薄揚げ 適量
・ しょう油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・煮干し 5匹
・こんぶ 7センチ
・水 6カップ
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