4/21 日刊ゲンダイによると
4/5に放映された、「NHKスペシャルシリーズ JAPANデビュー 第1回『アジアの“一等国”』の内容に対し、自民党の保守系議連「日本の前途と歴史教育を考える会」-注①(会長:中山成彬元文科相-注②)が意見書を提出するという。
NHKの担当プロデューサーは「番組は日本が最初の植民地とした台湾に、近代日本とアジアの原点を探り、これからの日本がアジアの人々とどう向き合っていけばよいか、未来を探ろうとしたもの」と理解を求める回答を寄せた、とある。
週刊「金曜日」4/17では「存命の関係者の血を吐くような証言や貴重な映像記録が盛り込まれた一方、「150年前、世界にデビューした日本」といったナレーションが執拗に繰り返されたことに対し、番組の今後の方向性を懸念している。
わたしは、この番組のあとに放映された「坂の上の雲」の番組宣伝と抱き合わせ企画かと思っていたので、やはり、「反省はしてるけど、あの時代はしょうがなかったし、お陰で今でもかろうじて『一等国』なんだよ」ってスタンスなのかな?と思って見ていた。
NHKだって2005年に放映された国際法廷の番組のことがあるから、これでも相当配慮して制作したはず。なのにこれでも『偏向』ですか。
プロデューサーも「マジかよォ~」と頭を抱えているに違いない。
どっちを向いても「偏向」と言われ、NHKや朝日はお気の毒だ。
注①「日本の前途と歴史教育を考える会」:中山成彬元文科大臣を会長とし、安倍晋三元首相、中川昭一元経済産業大臣、松岡利勝元農水大臣、高市早苗、山本一太らが名を連ねる。
注②中山成彬・・・成田空港の拡張の反対派に対し「ゴネ得」、「日本は単一民族」、「日本の教育のガンは日教組」発言などで、麻生内閣発足から5日目で辞任。
安倍、麻生、中川(昭)の頭文字をとって、「ANAの会」なんてのもあった。(現在形?)
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