気分転換のシチュー

 食器は昨春引っ越しをするときにだいぶ処分したが、僕には使いこなせない大皿や深皿などが残っている。週末は、引っ越しに向けて処分に手をつけた。
 ノリタケの平皿や、妻のお気に入りだった沖縄の作家の深皿、寿司桶、紀州の桶職人がつくったお櫃用の桶……を四国からお参りに来た友人が引き取ってくれた。
 妻のシュラフがあるから、高校時代から使っていたシュラフを捨てた。
 本を減らすため、これまで収集してきた中南米やジャーナリズム関連の本も順次裁断してスキャンすることに。1日10冊やるのが精いっぱい。効率悪いし、罪悪感でつらくなってくる。
 さらに物置の収納ケースから、絵画や書道、ポスターづくりの道具や、縫い物の棒やら布やらが大量に出てきた。いろいろなものを手作りしてきたんやなあ。すごいなあ。
 縫いもの関係は捨てるしかない。ポスターをつくるポスカも使いこなせない。絵画や書道の道具は……もしかしたら使うかもしれないから、もうしばらく残すことにした。
 気が滅入る作業が延々とつづく。
 途中でいやになり、2組の客を迎えるためソバを打ち、ホウレンソウの白和えとシチューをつくった。シチューは、教えてもらったカボチャシチューにジャガイモとレンコンを加え、豚肉のかわりに鶏もも肉を使った。
 料理が唯一の気分転換になってるな。

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