【材料】
コンブ 7センチ角ぐらい
豚肉 100グラム
ゴボウ 1本
ニンジン 1本
ダイコン 10センチ
ネギ 1/2本
ミソ
ここ2,3日は今冬一番の冷え込み。ということは粕汁というのが定番なのだけど、野菜、とくに根菜を食べたいから、豚汁と決まった。
まずは鍋に4カップほど水を入れてコンブを沈める。1杯1カップ、2人で2〜3杯ずつのむからこの量なんだそうだ。
「最初に切るのはなんやと思う?」
「汚れないネギや」
怒られないからどうやら正解。
ネギは煮込むのではなく最後に散らすから、薄い輪切りに。
次はダイコン。厚めに皮をむいて、縦に4分の1にして、厚さ5ミリほどにイチョウ切り。鼻歌を歌いながら切っていると、
「手はネコの手や! あぶなっかしくて見てられん」
ニンジンはピーラーで皮をむき、縦に半分に切って厚さ2,3ミリに切る。
土のついたゴボウはさっと洗って、広告の紙を敷いたまな板の上でピーラーを使って皮をむく。
水で洗ってから太い部分は縦に半分に切り、細い部分はそのままにして、斜めに薄く切る。それを黒く変色しないうちに片っ端から、ボウルの水に放りこむ。最後にもう一度洗って鍋へ。
最後に残った豚肉が曲者だ。へたに野菜を切るまな板で切ろうものなら怒声が飛ぶことになる。
「もうほかに切る物がないから、まな板の肉を切る面で切ってもええぞ。後で熱湯消毒やけどな」とのこと。
沸騰して弱火で7分ほど。
半分は明日用にタッパーに保管した。
残りの半分に、石切さんで買った麹たっぷりの白味噌を大さじ3杯入れる。
「寒いし、酒かすもちょっと入れるか?」となって、ふつうの粕汁よりは少なめに、大さじ3杯の酒かすを投入した。
ネギを散らしてできあがり。
糀たっぷりのミソはほのかな甘みがあるから、黒七味をかけるとおいしくて、箸が止まらない。
天満市場で買ったカツオをたたきに。
Yさんおすすめの長野の酒「大信州」別囲い純米吟醸番外品。
わずかにプチプチした微発泡で、さわやかでありながら味も濃い。
1日目は松の司にも負けないおいしさ。
2日目、3日目になると、さすがに味が抜けてしまうが。
それを考えると、名人と呼ばれる能登杜氏の酒は味が落ちないからすごい。
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