キャベツが4分の1残った。さてどうしようかと思って食卓を見ると「おまけ 鬼レシピ」と記された紙があった。内容を読むと、キャベツが残ったときのレシピだった。
「モヤシとニラと豚バラ肉を買い足して、酒(大さじ1)と水(100㏄)で重ね蒸しをしろ。ニンニク薄切りを足してもよい。みそ味もおいしい。…」と書いてある。
さて買い物に行くか。
スーパーで肉を見ると、豚バラは100グラム180円もするものしかない。しかも1パック300グラム以上。そんなに食ったらでぶってしまう。
隣に国産地鶏のもも肉がある。こっちの方がうまそうだ。
いそいそと買い物籠に入れた。
見計らったように鬼コーチからメールが届いた。
「鶏肉は分厚いから火が通りにくい。蒸し煮にするなら豚肉やぞ」
無視無視。
さて、家にもどって、まずはキャベツをざく切り。ニラ1把をざくざく切って、ニンニク1かけを薄切りに。フライパンにコンブをしいてから材料を入れ、酒(大さじ3)と水を150㏄ほど加えて点火。
鬼は肉に火が入らないことを極度にきらうから、鶏肉は小さめにちぎっておいた。
中火で10分蒸し煮にして、ミソ(大さじ1)を加えて混ぜて、コショウをふってできあがり。
その時間を見計らったように「肉に火は通ってるやろな?」とメールが届いた。
かーんたんな料理だけど、ニンニク味が効いておいしい。満足して食い始めようとしたら、「黒七味をかけてみぃ」という着信があった。
冷蔵庫にある、鬼コーチが京都で買ってきた黒七味は何にかけてもうまい。
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