朝、「オラが帰るまでにミネストローネをつくっておけ」と指令書を手渡された。表題は「鬼ストローネ」。なにか鬼コーチならではのしかけがあるのだろうか。
材料は…
・タマネギ 1個 1.5センチ角
・ニンジン 1本 同上
・ジャガイモ 2個 6等分
・キャベツ 1/4個 2センチ角
・セロリ(茎の方)1/2 1センチ角
・パプリカ 1/2 同上
・ズッキーニ 1/2 同上
・トマト缶(カット) 1缶
ふつうのミネストローネと変わらない。
「大きさをだいたいそろえろっちゅうことや!」との指示がある程度。
まずは圧力鍋にトマト缶以外の材料をすべて入れ、オリーブオイル(大さじ1)で軽く炒める。…はずなのだが、材料を加えたら鍋の上に山盛りになってしまった。とてもじゃないが炒められない。困った。このすさまじい量が「鬼」たる所以だったのか。
いったん入れたキャベツを外に出して、ほかの材料を炒めてから少しずつもどしてかさを減らした。それでも余ったキャベツはバリバリ食った。
タマネギが透き通ったらトマト缶と水3カップを加えて、圧力をかける。
圧力鍋のふたつ目のメモリが見えてきたら弱火にして2分。
圧力が下がったら塩コショウで味つけする。
塩をふたつまみぐらいと、コショウを入れたが、何か足りない。これはイシルでうま味を加えるべきだろうか……と思ったが、イシルの瓶が見つからなかった。あとで、「イシルなんて入れたら生臭くなるど!」と言われた。
うま味が足りないとしたらカツオ節をふりかけたらどうだろう?
「魚臭くしたいんか!」と、あとでどやされた。
けっきょく塩をもうちょっと加えた。
鬼コーチが帰ってきて味見して「まあまあええやん。でもちょっと塩が多すぎや」と水を加える。
お椀によそったあと粉チーズとシソのみじん切りをトッピングした。
「チーズがあったらうまみも出るやろ。でも、ローリエとニンニクは入れてもよかったかもな」
ちなみに、うまみが足りないからといって市販のコンソメを入れるのは「敗北」なんだそうだ。
その他のおかずはカツオのたたき。
ハーブ塩とオリーブオイル、スダチをかけてワインに合わせたという。
コメント