■ナスとヒロウスの煮物
近所に伊勢屋と能登屋という手作り豆腐の店がある。濃厚な豆乳を店頭で飲める楽しい店だ。
前回は能登屋の大きくておいしいがんもを使ったから、今回は伊勢屋の小さくてかわいいがんも(ヒロウス)を買ってきた。
・豆腐屋さんで買った小さめのヒロウス 5個
・ナス2本
・酒とミリン 各大さじ1、しょうゆ大さじ2
朝、カツオ節(1袋)と煮干し(5匹)を入れただしパックと、コンブ1枚を、タッパーの水に沈めておく。これだけでおいしいだしがとれて、しかも冷蔵庫で2,3日はもつんだそうだ。
ナスは乱切り。小さいフライパンにヒロウスとナスをギューギューに詰めて並べて、さきほどのだしをヒロウスが半分ひたるぐらい(1.5カップ)まで入れる。
調味料をまわしがけして、ふたをして煮込むだけ。
吹きこぼれないように弱火にしたら、
「もっと強くせい! グツグツして対流するから味がしみ込むんや」と叱声が飛ぶ。
吹きこぼれるギリギリの火加減を維持する。
一度裏返してナスがくたっとしたらできあがり。
…のはずなのだが、味をみた鬼コーチが眉間にしわを寄せて
「ちょっと味が薄いと思わんか? どうしたら、ええと思う?」
「砂糖を入れたらどうやろ?」
「こういう時は、こうや!」
ふたを取って、いきなり強火にして、激しくグツグツやりはじめた。
さすが鬼コーチ、男前!
水分が飛んだら十分な濃さになっていた。
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