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中山道歩き② テーマパークだった百貨店 週末の夜の丸の内の静寂
銀座はレトロ文化財だらけ 東海道と中山道の起点である今の日本橋は1911年に完成した。長さ49.5メートル、幅27.5メートルのネサンス様式の石造二連アーチだ。 昭和40年代に親につれられてきたときは高速道路下の薄汚い橋だった。「日本三大がっかり名所... -
中山道歩き① はじめてウヨクを知った銀座 サヨクを知った浦和
ニカラグアとホンジュラスの国境の川リオココを下ってゲリラに会いに行く 1939年の銀座。左は画家だった祖父 ふと思い立って中山道を歩くことにした。起点は日本橋だが、かつてアジア一の繁華街だった銀座を出発点に定めた。 銀座の最初の記憶はなんだ... -
穴太寺は里の寺 光秀の城は大本教
京都駅から山陰本線の普通列車に乗った。嵯峨嵐山駅で大半の乗客がおり、トンネルとトンネルの合間に保津峡の急流を眺めていたら広々とした盆地に出た。サンガスタジアムと隣接する亀岡駅に降りた。 愛敬の馬の木造の走田神社 21番の穴太寺までは3キロ... -
現代の伝説生み出すもうひとつの清水寺 若者に人気「引退ポスト」
西国三十三所には清水寺がふたつある。有名な京都の清水寺(16番)と、兵庫県加東市にある25番の清水寺だ。「もうひとつの清水寺」を訪ねるため里山に囲まれたJR福知山線の相野駅に降りた。5月末、黄金色の麦畑が風で波打っている。寺までは10キロほどら... -
沖縄に広まる熊野信仰 ニライカナイと補陀落が共鳴
2022年5月1日 熊野は「死の国」、水葬の名残は今も 2015年から2年間、熊野の山と海を取材してまわった。熊野は出雲とならぶ「死の国」であり、明るく清浄だけど薄っぺらい伊勢とは正反対の存在感を感じた。 花の窟 イザナミの墓は、古事記では出雲と伯... -
琵琶湖源流「地図から消えた村」巡り
琵琶湖源流「地図から消えた村」巡り 2022年4月29日 15:55 琵琶湖の北端に近い長浜市に流れ込む高時川の源流・奥丹生谷にはかつて7つのムラがあった。丹生ダム建設予定地となり1995年までにすべて廃村になったが、2006年にダム計画の見直しを訴えた嘉... -
信仰の島・久高島 神の白馬は岩礁を走り去った
久高島は20年ほど前、岡本太郎の「沖縄文化論 忘れられた日本」を読んで知った。「後生(ぐそう)」と呼ばれる風葬の習慣が紹介され、海岸の洞窟に置かれた棺に横たわる白骨の描写が生々しかった。 12年に一度の午年の年、島で生まれた30歳(丑年)か... -
久米島 朝貢貿易の中継点に独自文化 石材の島の知恵と技術
観光客のいない白砂のビーチ 八重山諸島は何度も訪ねているが、本島の西100キロの久米島は訪ねたことがなかった。 泊港からフェリーに乗り、渡名喜島を経由して3時間半。兼城港におりるとがらんとした待合室と小さな土産物屋があるだけ。バス停も見あた... -
戦争で壊滅した城跡 21世紀もつづく「戦後」
首里城は2019年10月の火災で正殿や北殿など9施設が全焼した。その後、どうなっているのだろう。 戦争を生き抜いた石畳 那覇市中心部から徒歩1時間、「金城町石畳道」の坂を歩いた。首里城から国場川の真玉橋までの官道だった「真珠道」の一部で、沖縄... -
ゴーヤチャンプルーに二つの工夫
ゴーヤチャンプルーは何度もつくっている。でも料理教室で教わると新しい発見がいくつもあった。 しょっぱい島豆腐 牧志の公設市場の近くで買った島豆腐は塩味がついていて醬油はいらない。島豆腐は、海水やにがりで凝固させているからだ。 本土の豆腐...