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熊野古道・紀伊路4 湯浅〜紀伊内原
■ 湯浅〜紀伊内原駅 湯浅駅前から9時出発。線路をくぐり、ミカン畑のある集落を歩く。 集落のなかになぜか割烹料理店がある。その隣が貴重な仏像があることで知られる勝楽寺。 大きな楠が3本そびえ、青いレモンが揺れている。紀伊国屋文左衛門の碑があり... -
熊野古道・紀伊路3 紀伊宮原〜湯浅
宮原駅前には駐車場がないため、近くのJAに駐車する。日曜だからお客さんもおらんだろう。 10時54分発。すぐに有田川に出る。「天神社」がある。このへんに渡し場があったらしい。 有田川は久々の大河川だ。橋がないころの川の存在感は今とは比べものにな... -
熊野古道・紀伊路2 海南〜紀伊宮原
海南駅前の駐車場(24時間300円)に車を停めて、11時に出発する。 熊野一の鳥居、という碑があり、「熊野古道」の提灯がある。山のほうへ歩き、祓戸王子に立ち寄るため枝道に入る。 照葉樹の森に入ると、無数の石仏が小道沿いにならんでいる。八十五、十三... -
熊野古道・紀伊路1 和歌山〜海南
熊野古道・紀伊路を和歌山市街から一番近いJR布施屋駅から南へ歩くことにした。 布施屋は「ほしや」と読み、駅の目の前に「熊野古道」の案内板がある。 10:15分発。駅前から山方向へ進む。住宅街を抜けて、三叉路のところに川端王子跡がある。 中世にはな... -
古座街道6 一枚岩〜古座
朝の一枚岩はどっしりしていて荘厳な雰囲気がある。 出発は8時半。すぐに橋を渡って旧道の相瀬という集落へ。 ウグイスの競演だ。わずか5日の間で、野太い声になってきている。緑も新緑の明るい色からどんどん色濃くなっているのがわかる。 おばあさん2人... -
古座街道5 佐本深谷〜一枚岩
8時すぎに佐本深谷を出発する。朝はなにもかもがきらきら輝いている。のどかな集落では4,5人が田んぼの草刈りをしている。 草刈り機のキーンガガという音と金属のにおいが生活を感じさせる。レンゲの花が満開だ。 犬の散歩に歩いているおじさんに声をか... -
古座街道4 大附〜佐本深谷
午前9時、大附発。 バス停から橋を渡ってまもなく林道になる。ゴーラがあちこちに置いてある。 炭焼き窯を通りすぎてすぐ、右手の狭い尾根に苔むした石段がある。てっぺんまでのぼると金比羅さん。 周囲はスギなのに、お宮の周辺だけ、紅葉などの広葉樹が... -
古座街道3 宇津木〜大附
車2台で出発。きょうのゴールの大附は、すれちがいも難しい道をたどった山の中にある。 日置川沿いの出発点の宇津木まで車で30分。 きょうは、日置川支流の城川沿いの県道をひたすら上流に向かって歩くのだ。 9時45分、宇津木のバス停の周囲に何軒か家があ... -
古座街道2 鳥渕〜宇津木
峠道は約9キロの行程だ。 県道から右手にのぼっていく枝道に入ると、北向地蔵と、その近くに「鹿供養塔」がある。 なぜここで鹿供養なのだろう。 払合川沿いの林道をのぼる。川べりに立派な石垣が残っているのは払合集落の跡だという。 左手の斜面に古座... -
古座街道1 上富田〜鳥渕神社
古座街道は司馬遼太郎の「街道をゆく」で有名になったが、司馬がたどったのは南半分だけ。実は明治時代の一時期、田辺と古座を結ぶ主要街道と位置づけられていた。世が世ならば海岸の国道42号ではなく、古座街道が主要国道になってもおかしくなかったのだ...