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白米千枚田(輪島市)の四季

 

雨の千枚田04

5月、はじめて訪れた千枚田は田植えをはじめたばかりだった。
フィリピンや中国・雲南省の棚田に比べるとはるかに規模は小さいが、日本では失われてしまった風景だ。
白米千枚田の田植え13

1000枚の田のうち、一時は4割は荒廃してしまっていたという。
地元の十数軒の農家で、今も耕しているのは3軒だけ。
残りは市役所や農協、ボランティアなどが管理している。
ボランティアによる田植えの風景。
白米千枚田の田植え28

早乙女に扮した地元の中学生は、畳半畳もないような田に戸惑っていた。
白米千枚田-1

8月、すっかり稲も成長し、田んぼ全体がこんもり盛り上がって見える。
白米千枚田-3

千枚田からの夕日は美しい。
白米千枚田-5

オーナー田のなかに、見慣れた名前が……。ちなみに永井豪は能登出身だとか。
白米千枚田-8

冬場の季節風の強さがよくわかる。
白米千枚田-11

オーナーは、全国に散らばっている。
白米千枚田-14

松の木につるされた漁具を使ったオブジェ。いったい何を意味しているのか……
白米千枚田-15

真夏なのに、空の色はしだいに透き通ってくる。
白米千枚田20110805-1
千枚田日没-10

夕日はもう秋だ。
千枚田日没-12

水彩絵の具をはけにつけて、さあっとキャンバスにはしらせたような雲。
千枚田稲刈り始まる-3

9月、すでに一部の刈り取りがはじまっている。
白米千枚田結婚式-23

9月末、毎年恒例の結婚式が、刈り入れが終わったばかりの田で催された。
白米千枚田結婚式-26

ケーキ入刀がわりに2人で稲穂を刈り取る。
白米千枚田結婚式-46

この日、ほとんどの田の稲刈りが終わった。
白米千枚田畦の万燈-2

10月8日、ロウソクによるライトアップの日。
白米千枚田畦の万燈-16

日没前にボランティアが3万のロウソクに点火し、日暮れとともに畦の形が浮き上がる。

白米千枚田畦の万燈-42

特設舞台では、太鼓の演奏などが披露される。
白米千枚田畦の万燈-53

松明を手にした人々が千枚田を囲む。たいまつがゆらゆら揺れる。
白米千枚田畦の万燈-56

遠くに輪島の市街の灯がみえる。

千枚田LEDライトアップ-1

今年から冬場の集客のため、11月12日から1月までLEDでライトアップすることに。
太陽電池でバッテリーに電気をためるエコ仕様なんだそうだ。

千枚田LEDライトアップ-3

日が暮れると、本物の火ほどじゃないけど、棚田の輪郭が浮かぶ。

千枚田LEDライトアップ-42

線が細くて繊細な図柄に。これはこれで美しい。

千枚田LEDライトアップ-44

ライトアップ効果で、週末の千枚田の駐車場はいつも満車状態だった。

雪の千枚田-6

1月末、たてつづけに大雪が降り、千枚田も真っ白に。畦の形がうっすらと盛り上がっている。
海はゴーゴーと轟いている。
ときどき雷鳴がうめくように響く。

白米千枚田の雪解け-6

いつまでも冬がつづくと思われたが、2月になると日が長くなり、
久しぶりに太陽が姿をあらわした2月12日、畦があらわれた。
春の予感。
その後また雪が降るんだけど。

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