3日目は鳳至の住吉神社の祭りだ。
21時前に神社に近づくと、狭い路地にキリコが列をなしている。
子どもや女の子が太鼓をたたき、周囲を囲んでかけ声をかけ…
もろ肌脱いだ子もいれば浴衣の子もいる。
ヤンキー風の女の子でも浴衣の着方は、大阪のように崩れていない。
見学している4、5歳の子も「セイセイセイ」と大声をあげる。こりゃ、祭りが体の一部になるわな。
家々の軒先には「大宮……」という燈籠が掲げられ、家のなかでごちそうをふるまっている。
キリコは20時半に住吉神社を出発し、市役所前の三角州に向かう。途中の新橋をスピードと勢いを競うかのように疾走する。
ゆったりした笛が転調し、太鼓のリズムも一気に速度が上がる。その転調の具合が絶妙だ。
いったいどこにこんな人が住んでいるのか……。
川沿いにかがり火が燃え、そのわきをのんびりのんびりと市役所前の三角州へ。
20基弱のキリコが横にずらりとならぶ。
主役の神輿が登場し、大きな松明のまわりを威勢よく駈けはじめると松明が点火される。
法被姿の若衆が群がり、けんかして、御幣?の入った竹筒を奪いあう。
まさに乱闘だ。おもしろい。
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