輪島大祭2日目は中心街の河井町の重蔵神社の祭りだ。
あいにく、昼間から雨がふりつづいている。
21時に神社に行くと、車両通行止めになった国道にキリコが次々にあらわれる。各町内のキリコがいったん神社に集まり、その後また町内をぐるりとまわる。
あっちからもこっちからも、笛や太鼓の音が響いて来る。
飲み屋さんの前にとまって太鼓をたたいていると、ママさんが寄付を手にして出て来る。
22時すぎ、あちこちのキリコ25本ほどがマリンタウンに集合し、一列にならぶ。
女の子が上で太鼓を打ち鳴らすちょっと大きめのキリコが一番人気だ。法被姿で太鼓をたたく子たちの健康な色気がおじさんカメラマンをひきつける。
23時すぎ、真打ちの神輿が登場。
巨大な松明の周囲をかけ声とともに2周3周と担いでまわると、松明がひき倒される。
若者が火の中に飛び込み、竹筒に入った御幣を奪い合う−−はずなのだが……
めだった奪い合いもけんかもないまま、あっという間に終わってしまい、すぐに消火されてしまった。
雨のせいか、あっけない幕切れだった。
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