8月7日夜、珠洲・宝立町の七夕まつりのキリコを見に行く。
見附島に9時すぎに着いたら、能登では考えられないほどの人の多さ。あばれ祭り以来かもしれない。
高さ14メートルのキリコが橋をわたって反対側のメイン会場へ。その移動の風景もすばらしい。
アメリカや中国からの観光客も目立つ。
狭い路地に露店が10店近くならび、人がひしめきあっている。こんな人が密集する場面は能登に来てはじめて見たかも。
海上に出るにはまだ時間がある。のどがかわいた。生ビール、の看板。飲みたい! 隣にはおあつらえむけの焼き鳥を売っている。
10時すぎ、ようやく動き出す。かけ声をかけ、太鼓の調子が高まり、えいやーとばかりにキリコが揺れる。
いいなあ。太鼓の音も心臓に響く。
砂浜に6基の大キリコと1基の小さいキリコがならび、花火が打ち上げられると先を争うように夜の海に突入する。
あれだけ重いキリコが海上ではふわふわ浮い ているように右に左に揺れる。
船の上の低空の花火と、高空の打ちあげ花火。
なにより沖合にともされた巨大な3つの松明が海上のキリコを浮かび上がらせる。
すごい祭りだ。「これだったら毎年みたいねえ」という声があちこちからあがっていた。
23時20分、陸に上がった。
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