南志見の水無月祭りの翌日は名舟大祭だ。
21時すぎに家を出て、名舟の臨時駐車場に入ろうとしたらすでに満杯。
神社の前の広場は、人でいっぱいで、露店も6、7軒出ている。
きのうと同じおっさんがやっているたこ焼き屋でさっそく買い食い。
「ここのたこ焼き、大きくて、おいしいわ。こっちで食べたたこ焼きでは一番や」
斜面の上の神社にキリコ5本が集まる。そこから腹を揺らすような太鼓の音が響いてくる。
急な石段をのぼると、人でいっぱい。狭い境内にキリコが所狭しとならぶ。
22時、花火とともにキリコは下に降りてくる。みこしも一緒だ。キリコは港に集結し、みこしは海へ。
この日のためにあの鳥居は存在していたのだ。
それが終わるとようやく御陣乗太鼓だ。世界各地で公演し、カーネギーでも演奏している。
まずは子ども太鼓。小さい子が奇怪な面をつけていると、小鬼のようでかわいい。
大人の御陣乗太鼓本番打ちはすごい迫力。
松明が火の粉をとばすなか、1人が延々とリズムを刻み、もう一人がパフォーマンスと乱れ打ち。
体の動きといい、所作といい、日本を代表する舞台芸能だ。
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