大山の頂上は春に登ったから、この時期お花畑がきれいだというユートピア小屋方面へ行くことにする。
前夜ペンションに泊まって(大山周辺のペンションは質が高い)、午前7時には大山寺へ。フランスパンで腹ごしらえしてから、7時20分に出発する。
春にも通った道を大山寺をへて大神山神社へ。神社の奧から右手にのびる元谷へのハイキング道に入って500メートルほどで、左手の下宝珠越方面への登山道に入る。元谷方面のきれいな道と異なり、草や雑木に覆われた踏み跡のような山道だ。
谷筋の急な道をのぼる。山アジサイの紫の花があちこちに咲き乱れている。ときおりツツジの一種の花も。稜線に近づくとしだいに木々の間が明るくなり、太陽が顔をのぞかせる。
稜線の下宝珠越には8時25分に到着する。凍らせた水筒の水で粉末ポカリを溶かして飲むと冷たくてホッとする。
しばらくは稜線のブナの森をのんびりとのぼる。ブナの巨木が日差しをさえぎってくれて、風が吹き抜けて心地よい。
軽いピークを越えてちょっと降りた所が中宝珠越。元谷に下る登山道は「崩壊のため危険」と記されている。
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