4時ごろ、しだいに明るくなる。外は曇っているようにみえる。
5時すぎ。空はもう明るい。青空だ。空があまりに美しくて、はやく歩きたくてうずうずしてくる。
6時55分発。硫黄のにおいのする温泉のそばをとおり、谷をつめる。
途中から左側の樹林帯にはいる。急登だが、道は整備されている。
森のなかはウグイスの声。
目の前に太ってころころしたウグイスがいる。
「私みたいや。木の上まで飛べないから地面で鳴いてるんちゃうか」
8時、夏沢峠につく。ヒュッテはソーラーシステムをとりいれている。
八ヶ岳の山小屋はどこも施設がきれいで、便所もくさくない。
峠から左(南)に折れると、しばらく急坂がつづく。稜線の雰囲気が石鎚山の土小屋からの登山道のよう。
浅間山や奥秩父や群馬の山までみえる。
しだいにガレガレの岩場に。稜線の西側にでるとけっこう風が強い。
半袖のシャツと薄手の長袖開襟シャツでは、立ち止まると寒い。
頂上に近づくにつれ花が増えてくる。
9時10分、広々とした頂上に到着する。
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