6時半には宿をでる。薄曇りだから、もしかしたら天気はもってくれるかもしれない。
はじめは白樺の森のなかを急登する。こけむした森のにおいがさわやかだ。
しだいに足下は岩が多くなる。
9時、稜線がみえて、人の声がすると思ったら、木造で雰囲気のある黒百合ヒュッテに着いた。
ヒュッテのちょっと手前から、イワカガミやオサバグサ……といった、黄色や白の小さな花が姿をあらわす。
一番花が多い季節なのだ。
気温13度。バンダナとかバッジとか、ちまちましたものにサルは興奮している。
明日は「南米音楽の会」が催されるそうだ。
トイレはバイオトイレだ。
中山峠から縦走路は平凡だから、
天狗の奥庭などと呼ばれている池の西側をまわって天狗岳にむかうことにする。
岩でガレガレ。池を左下にみながら、ぐるりとまわると、
10時30分、東西の天狗岳のふもとにたどりつき、
西天狗にむけて岩だらけの斜面をのぼる。
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