夜高祭りは砺波地方のあちこちで催されている。
毎日のように夜勤や早朝勤務がついているから夜はめったに遠出できないが、きょうは珍しくあいてるから、砺波での夕方の仕事のついでに見学した。
砺波は平野のだだっぴろいだけのまちだと思っていたが、夜歩くと飲み屋も多くてにぎやかだ。
夜高行燈と呼ばれる、派手な電飾をほどこした巨大な行燈21基が「よいやさ、よいやさ」のかけ声とともに引き回される。2日目は大行燈をぶつけあう「突き合わせ」があるそうだ。
曳き山祭りと青森のねぶた祭り、能登のキリコ祭りを融合させたようだ。一番似ているのは能登の姫のはりぼてのキリコかな。
京都の影響ではじまったのだろう。
北前船を通して伝播したのか、あるいは加賀藩からの影響なのか。
祭りはその地域の経済や文化が象徴的にあらわれる。その時は理解できなくても、後からそのまちの歴史を学ぶと「アー、こういうことか!」と合点がいくことが多い。
だから、島根でも能登でも熊野でも、できるだけ見るようにしてきた。
とくに能登の祭りはおもしろかったなぁ
今でも知的好奇心は刺激されるけど、祭りを楽しむ気になれず、1時間ほどで退散した。
コメント