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船員と行商のムラ、日本最古の油田……越後の北前船寄港地巡り②
石油事業も手がけた北前船主 新潟市内の北前船主の屋敷は2年前に訪ねたことがある。 新潟駅前から北上して6連アーチの萬代橋(重要文化財)で信濃川を渡り30分ほど歩くと旧小澤家住宅だ。 江戸時代は米穀商だったが、明治になって回船経営に乗り出し... -
俳句も石油も出雲神話も……越後の北前船寄港地巡り①
北陸3県の北前船ゆかりの地は2014年に自転車で巡ったことがある。今回はそのつづき。新潟県の北前船の寄港地を車で西から訪ねてみた。 直江津、室町時代から重要港 かつての直江津(上越市)は「今町湊」と呼ばれ、室町時代の「廻船式目」では、全国の... -
中央構造線はパワースポット 伊那
悲劇の高遠城と藩校 諏訪から峠を越えて、桜で有名な高遠城を訪ねた。武田家の悲劇の城で知られている。 武田勝頼の異母弟、仁科盛信以下3000人が守っていた高遠城に、織田信忠の5万人が殺到した。信忠は盛信に降伏を勧告したが拒否し、使いの僧侶の耳... -
「清らかな伊勢」明治の「文革」の副産物
かつて新聞記者として勤務した出雲(島根県)と熊野(和歌山県)は神話の時代から深くつながっていた。ぼくが育ったさいたま市の氷川神社は出雲系ゆえに「大社」になれなかったともいわれる。死の世界を感じさせる出雲・熊野から見た伊勢は明るく清らか... -
ふじのくに茶の都ミュージアム202010
1990年代のはじめ、僕が静岡にいたころは、日本一のお茶どころなのにお茶についての博物館がなかった。静岡の行政の文化軽視を典型的に示しているとよく話していた。 いま、金谷の台地上の、大井川を見下ろす茶畑のどまんなかに 「ふじのくに茶の都ミ... -
大井川の茶と黄金の国
大井川鐵道の福用駅から徒歩5分、古民家を改修した「野菊の宿」は、立派な大黒柱が2本もある家のつくりや、復元したいろりの雰囲気がすばらしい。ボロボロになっていた江戸時代の民家を、わずか数百万円で修復したという。 訪ねた日は、オーロラの写真... -
安曇野の道祖神 201709
安曇野のワサビ田を高校時代以来ひさーしぶりに自転車で巡ったら、あちこちに夫婦の神像?を彫った道祖神にであった。なかには舌を出して抱き合っている像も。 インドやネパールでは、セックスをしている神様の像によく出会ったけど、その雰囲気に近い。安... -
上高地と蝶が岳4
隣のテントのおじさん2人。ラジオで昔ながらのプロ野球中継を聞いて、ガハハと騒いでいる。 「山から降りたら上野で焼き肉食べて生ビール飲もう」 「帝国ホテルって5万円だっけ」 「2万5000円だとして、ここは500円だから何泊だきるんだ」 ……と... -
上高地と蝶が岳3
昔、足を震わせながら縦走した大キレットを思い出す。 ひやひやしながら歩いた中岳や南岳、北穂高にのぼる目前の絶壁を見て呆然とした飛騨泣き……。目の前にパノラマとなって立ち現れている。 槍へ登る槍沢(上)や、横尾から屏風の頭をまいて谷筋(下)を... -
上高地と蝶が岳2
周囲のテントがざわめきはじめ5時半に起床する。最初はどんより曇っていたが、間もなく青空が現れた。天気予報は降水確率50%だったが、もしかしたら天気がもつかもしれない。 荷物をまとめ6時20分に蝶ケ岳に向けて出発する。 シラビソなどの樹林帯...
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