遍路– category –
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遍路㊶高野山・町石道20200616
遍路を終えてすぐに高野山の奥の院に参るべきなのだけど、コロナで3カ月も遅くなってしまった。 午前5時すぎに家を出て、7時すぎに九度山駅に着いた。平屋建てのかわいい駅は六連銭の旗と猿飛佐助や霧隠才蔵らの絵が飾られている。県道を数分歩くと真田... -
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遍路㊵結願 志度寺〜大窪寺20200315
7時発。志度のまちは古い建物が多くて早朝はとくに風情がある。 こちらを凝視しているネコ、写真を撮っても逃げない。 志度寺の手前を右に曲がり、車道をまっすぐ歩く。 自販機のある店の横にマンガ週刊誌を並べた休憩所がある。屋外に古いマンガ... -
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遍路㊴重文の宿 一宮寺~志度寺
雨だ。飯を3杯食べて6時半出発。 予報では7時には雨はやむことになっていたが甘かった。 風変わりな顎無地蔵を見て、コンクリート製の沈下橋?で香東川を渡る。 8時10分、農村の新しい住宅地に一宮寺があった。クスの巨木がある。 小雨のなか、交... -
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遍路㊳崇徳天皇の足跡 宇多津~鬼無20200313
ホテルの部屋でパンを冷たいお茶で食べて6時15分出発。朝は足がぎくしゃくしていたが15分もするとスムースに動くようになった。 28分、高速道路をくぐって公園を突っ切ると「本街道」に入り、坂出の中心街に向かう。 6時45分、本町(もとまち)商店街... -
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遍路㊲40キロ超 本山寺~宇多津20200312
タイムリミットの15日に終えるには1日平均35キロ歩く必要があることに昨夜気づいた。6時10分に出発する。 宿に手ぬぐいを忘れてしまった。横峰寺では水筒をなくした。どちらもRゆかりのもの。命だって簡単に消えるんだから、物がなくなるのはしかたな... -
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遍路㊱ため池の国へ 雲辺寺~本山寺20200311
朝食は、おじさんのかわりに息子のお嫁さんが給仕をしてくれる。みんなで卓を囲む雰囲気は高齢者向けユースホステルだ。雨は7時にはやんだ。 宿場町だったからか、集落は独特の雰囲気がある。15分ほどで急な山道に入る。 登山道沿いに「うんちダメ」... -
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遍路㉟91歳の御大師さん 土居から民宿岡田20200310
6時25分出発。小雨模様だが空気がぬるい。南から北へ、雲の動きが速い。昨晩、役場の放送で「やまじ風が予想されます。ご注意ください」と言っていた。強い南風が法皇山脈から吹き下ろし、フェーン現象が起きたらしい。 ここにも丸ポストがあり、その近... -
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遍路㉞接待小屋 湯之谷温泉~土居20200309
土居までは28キロ。伊予三島まで行けば翌日は楽だけど38キロある。昼まで歩いてから考えよう。 6時35分出発。すぐに「へんろ道中歴史研究所 湯之谷六角堂」という看板があり、古道具のようなものが集められている。 さらに、高知の畑で見かけた畑の... -
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遍路㉝石鎚黒茶 横峰寺~湯之谷温泉20200308
麓のファミマに荷物を預けて空身で横峰寺を往復できると聞いたが、山道を歩けないのはもったいない。 小雨が降るなか7時発。国道11号をちょっともどって右折し、川沿いにさかのぼる。7時15分、「石土神社の高灯籠」という灯台のような塔がある。石土神... -
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遍路㉜「一所懸命」仙遊寺~横峰ふもと20200307
はじめて早朝のお勤めに参加する。 午前6時、周囲はまだ真っ暗。本堂にストーブの火がゆらゆら揺れて、本尊の千手観音が神々しい。払暁の闇が神秘的だ。 般若心経は、銅鑼のリズムに合わせて音楽のように唱える。ちゃんとした読経を聴くのは心地よい。...