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ひねくれ市民
『世界』をプロデュース
ウゾーと電話で話してたとき、「『世界』(岩波)も、もっと売れるように作らなあきませんワ。健康雑誌の『いきいき』みたいに」 と言い出した。私は今のカンジ好きなんだけど、確かに「読まなアカンで」と、迫ってくるカンジが重くなくもない。「じゃ... -
ナニワ観察
クルクル寿司
クルクル寿司を食べに言った。 夕食時で家族連れでにぎわっていた。 小さな子どものいる家族は まず、「うどん」を注文する。 「うどん」でお腹を満たしてから 寿司にいく、という大阪人らしい とても合理的な判断だ。 -
へたれの日常
ミラクル部長
新しい職場(文化ホールの事務)で初仕事。私より若い社員の女性と、主婦バイトが2人。ほのぼのしたカンジ。昼前になっておじさんが「おはよう」と入ってきた。ここの部長だ。あいさつするなり、「すまん!」と身を翻し、せわしくトイレに駆け込んだ。 ホ... -
へたれの日常
ジーンズデビュー
妹、弟クンにありがちなように、私もとにかく「お姉ちゃんと同じ」がよかった。昔、「夕日が丘の総理大臣」というドラマがあり、藤谷美和子(プッツンする前)がデニムのオーバーオールを着ていて高校生の間で流行った。姉も津田沼のイトーヨーカドーで買... -
へたれの日常
この姉にして
少し年の離れた姉がいる。 ちょっとおバカなわたしは姉にとって いいおもちゃだった。 でも、よくかわいがってくれたほうだと思う。 誕生日にはいつもなにかしら買ってくれた。 ただ、自分がほしいものを買うものだから、 「タイガーマスク」の着せ替え人... -
妄想世情観察
スピリチュアル
バスに乗っていたら、隣のおばさんが熱心に本を読んでいた。なに読んでるんやろ? とのぞき込んだら、「浄霊」とか「先祖」だとか書いてあった。このおばさん、そーとーお金つかってるんやろなぁ。 電車に乗ったら25,6才の若い女の子2人組にでく... -
ナニワ観察
バブル再来
バスに乗っていると、オジサンがケータイをかけ始めた。「今上がってる株あるか?」バスの乗客の耳が一斉にダンボになる。(←喩えが古い)「なんぼや?3000円?ほな3000株頼むわ」。うへぇ~。バブル再来。昔と違うのは携帯電話が小さくなったこと... -
へたれの日常
シューカツ記~「受付嬢」編~Ⅱ
受付嬢はだめだったけど、事務の方で、ということで、 改めて面接。 同じ会場へ向かう。もう緊張感などない。 「どうぞこちらへ」と案内された事務所のソファで待たされた。 見回すと、活気がある明るいカンジのする職場だった。おネエチャンはキレイだ... -
へたれの日常
シューカツ記~「受付嬢」編~
新聞の求人広告で、文化ホールの受付バイトを見つけた。 年齢制限はいちおうクリア。弁護士事務所から返却されてきた履歴書の日付だけ書き直して発送! 数日後、「面接と試験」の案内が届く。 おっしゃ!試験ならまかせとけ! さすがに今... -
へたれの日常
アカデミックデビュー
「で、弁護士事務所のバイトはどうなりましたか?」Qセンセイは会うなり聞いてきた。「いやぁ、ダメだったですよ。だいいち、あんなオヤジの下で働くことになんなくてよかったですよ」 と捨て鉢に言った。 Qセンセイはそんな私を気の毒に思ったのか、...