蒸し寿司


松江の祭り「鼕行列」の頃、恋しくなるのが蒸し寿司だ。
どんより曇りがちの日が続き、いよいよ寒くなっていくんだなぁ、
という時に、湯気の上がった蒸し寿司をハフハフ食べると、
お腹はオカホカ、ホッペは真っ赤で幸せ気分。
冬は冬で楽しいことやおいしいものがあるさ!と滅入りかけた気も晴れる。
わたしは京店の「なにわ寿司」しか食べたことがないのだけど、
いろんなお寿司屋さんがそれぞれに蒸し寿司をつくっている。
蒸し寿司をほおばっていると、
「この頼りないというかパンチがないというか、全体に淡〜い風味。これこそ松江だわ〜」
(←誉めてます)と、
しみじみうれしくなる。
蒸し寿司の季節はけっこう早く終わってしまう。
ふつうのお寿司もいいけれど、冬に松江を訪れたなら、お昼ご飯に蒸し寿司を食べてほしい。

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