電車待ちの時間つぶしに、駅前にある若者向けのテナントビルに入る。
ちょうど昼時だったこともあり、「日本一」の看板につられフラフラとラーメン屋さんに…。
「日本一」だけど、入り口で食券を買う、サービスはいたって大衆的なスタイル。
「テレビ番組で紹介された」という「おすすめ」のラーメンを選び、席に着く。
「日本一」だけど、テーブルの上の調味料入れなどは油でベタベタの大衆的な店内を見回すと、「感謝」「志」「夢」「笑福」(←「招福」の当て字?)…などと書かれた色紙が壁中に貼り付けてある。社長(店長?)の趣味なのだろう。
他にも「丼」「煮玉子」「替え玉」と同じ調子で飾ってあり、
どれがメニューかわからなくなってきた頃、「日本一」のラーメンが運ばれてきた。
硬い麺と打ち粉のとろみが特徴の、わたしにとっては「日本一」粉っぽいラーメンだった。
味はまぁ、こんなものだとしても、色紙の「ご教訓」はかんべんしてほしいと思った。
この感覚、前にもあったな〜、と思ってたら、思い出した。
「日本一」のまちづくりの松山市の路面電車の「ご教訓」だ。
「あなたはあなたのままでいい」みたいなアレ。
最近の市の広報にも「自信」「誇り」のオンパレードだとか。
「煮玉子」「替え玉」の方がまだマシや…。
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