へたれの日常– category –
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へたれの日常
だ・ら・ば・ば・あ
隣のばあちゃんはよくじいちゃんに「ダラババアッ!」と怒鳴られている。(「ダラ」とは馬鹿なとかアホなという意味) 自分でも、指を頭のところでクルクル回し、パッ!と開いては 「ダラババアやさけな!」と、口癖にして居直っている。 そして熱心な真宗... -
へたれの日常
捨てたもんじゃない
来週末、母を信州に旅行へ連れ出す。 年齢や病気もあって、電車での移動旅行はもしかしたら最後かも知れない。 姉も手伝ってくれるのでなんとか実現できそうだ。 宿は昔お世話になった知り合いのつてで企業の保養所を使わせてもらうことにした。 「親孝行... -
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永遠にゼロ
本屋さんのレジに並んでいると、おじいさんが割り込んできた。 若い店員に向かって 「ヒャク、ヒャク…」と口をぱくぱくさせて訴えている。店員が困惑していると、 「ホレ、カイゾクの…」 ピンと来た私は 「百田直樹の海賊と呼ばれた男?」と助け船を出して... -
へたれの日常
GMT46
ウサ子が関西から遊びに来た。 食いしん坊のウサ子とイワガキやノドグロ、サザエなど能登の海の幸をたらふく食べた。 めくるめくお魚の日々。 最終日、朝市で干物を送るウサ子。 なじみの屋台でおばちゃんが 「あんたら観光客やないさけ、生の買うていき!... -
へたれの日常
誕生日に防災ヘルメット
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朝市デビュー
朝市の特設コーナー?に店を出した。 正確に言うとお手伝い。 漁師のタケシにいきなり近所のそば屋に呼び出されて行ってみると、女の子がすでに2人。 朝市の出店の段取りはすでに決められていた。 「レイザルちゃんは週末用事ある?」と聞かれ、居留守も... -
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ニホン大好きなお客さん-下-
アンさんは日本語で、私はすっかり忘れた英語を辞書を引きながらゆっくり、いろんな話をした過ごした。 以前、叔父がスミソニアン博物館に行ったとき、「エノラゲイ」のTシャツを昭和6年生まれの父に買ってきたことがある。 神戸の空襲の際、「エノラゲ... -
へたれの日常
ニホン大好きなお客さん-上-
アートなお客さんの次にグルメなお客さんが帰った後、次は「ニホン大好き」なお客さんが来た。 正確には「連れてきた」。 コインランドリーでたまった洗濯物をしていると、外国人のおばさんがいた。ボストンから日本に来て、自転車で金沢から輪島までやっ... -
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CoCo一番アカン
今月4組目のお客さんはゴローの大学時代の友達。 自転車競技で新潟まできたついで(?)に立ち寄ってくれた。 偶然、取引先が近所に1年ほど前にできたイタリア料理店だったので、3人で食べに行くことにした。 味の評判はもちろん、客席が少ないため、「... -
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ウサギとサル
パート仲間だったウサ子(ウサギの心臓)と6月の発表会にバッハの「2つのバイオリン協奏曲」を演奏することになっている。 3年前の発表会で燃え尽きたウサ子の尻をわたしが叩いて、追い込みをかけたのだった。 ウサ子と私は年齢も同じ。大学時代同じク...