レイザル地域版– category –
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能登・北陸
加賀と能登のひやおろし三昧
能登と加賀のひやおろしを片っ端から飲んでみた。 どれもおいしい。この6本のなかではとくに常きげんがよいかな。 左から能登町、輪島市、珠洲の酒。この3本では「おやじの手造り」が特徴があっておもしろい。 右の酒はちょっと値段が高かった。でもうま... -
妄想世情観察
明るい農村のサイドビジネス
秋晴れの日、車で2時間ほどかかる田舎の一軒家カフェに行った。 山の麓のその地区は、「奇跡のリンゴ」のおじいさんを招き、農協が無農薬栽培を推奨するような「先進地」でもある。道の駅で農産物を買うのも楽しみのひとつだ。 りんご、柿、そうめん... -
妄想世情観察
手押し車の行商
ときどき、手押し車のおばあさんが家の前を通る。今日、2階で布団を干していたら、そのおばあさんがうちのご近所さんと話しているのが聞こえてきた。「ピーマン、いるけ?一袋、こんなに入って100円」「ピーマンはいらんわ。ほかになにかある?」「な... -
へたれの日常
となりのばあちゃん
となりのばあちゃんは、とても親切だ。 毎日、「すそわけぢゃ」と言ってはなにか食べ物をくれる。 つい最近は新米を2合、むかごごはん、昨日はふかしいも、 今日はなぜかゆでたまごだった。 「どしたの?」と聞くと 「賞味期限が過ぎとったけぇ、... -
へたれの日常
振り売り
輪島では魚の行商のことを「振り売り」と呼んでいる。漁師町のおばちゃんたちが、街中リヤカーをひいて魚を売り歩いている。自家製の魚のみそ漬けやひものなど、しょっぱいけど、ヘンな保存料なんか使ってないだけにおいしい。もちろん生の魚も新鮮で安い... -
出雲の国
ワレット豆
松江では「モロッコいんげん」のことを「ワレット」と呼ぶ。明治の始め、松江藩兵の軍事教練に来ていたフランス人、フレデリック=ワレットが松江に伝えたことが由来だそう。ってことは、ワレットさんたちフランス人は、モロッコから種を持ち帰ったのだろ... -
妄想世情観察
ニューワジマパラダイス
輪島では三輪車に乗ったばあさんをよくみかける。 後ろのかごに発泡スチロールのケースを積んで魚を運ぶのだ。 漁師町を歩けば一家に一台三輪車が置いてある。 魚の代わりに保育園に迎えにいった孫を積むこともある。 ニューシネマパラダイスの曲が浮かんだ。 -
へたれの日常
子ども扱い
自分一人の晩ご飯をつくるのがめんどうで、近所の蕎麦屋に初めて入った。 なべやきうどんを食べ、勘定を済ますと店のおばちゃんが 「これからもよろしく。あ!これ持っていって!」 と、私にアメちゃんを握らせた。 となりのばあちゃんには、ひとりで車で... -
へたれの日常
湯たんぽ始動
10月3日。今年初めて湯たんぽを使った。このところ朝晩だけでなく、昼間も冷えてきた。今からこんなで、大丈夫やろか。心細くなってきた。近所のオバチャンに話すと、「え〜、もう? わたしなんかまだ一枚しか着とらんよ!」と、シャツをペロリとめく... -
出雲の国
蒸し寿司
松江の祭り「鼕行列」の頃、恋しくなるのが蒸し寿司だ。どんより曇りがちの日が続き、いよいよ寒くなっていくんだなぁ、という時に、湯気の上がった蒸し寿司をハフハフ食べると、お腹はオカホカ、ホッペは真っ赤で幸せ気分。冬は冬で楽しいことやおいしい...