レイザル地域版– category –
-
ポートレート
花と語るばあちゃん
今年は雪も少なく春めくのがずいぶん早かった。 植木鉢の雪がとけ、のぞいた新芽に向かって隣のばあちゃんの掛け声が聞こえてきた。 「お〜、ようがんばったな。きれいに咲いとくれ!」 こちらまであったかい気持ちになっていると、ばあちゃんは別の植木鉢... -
奥能登ハイジ
奥能登ハイジ15 気の毒
「おすそわけ」文化が残る能登では、お礼は「ありがとう」ではなく「気の毒やったねぇ」。 なんかこっちが恐縮してしまう。(つづく) -
能登・北陸
カニの入浴
なんや水やないか。 寒いやんか。 ちょいとあっためてぇな。 (口をもぞもぞ動かして、ちゃんと生きてます) ちょーどええ感じや…… いやちょっと熱いぞ。 ええかげんにせぇ、これじゃまるで茹でガニやないか! 昇天…… -
奥能登ハイジ
奥能登ハイジ14 まっし
「〜してごらんなさい」は「〜まっし」に置き換えられる。 英語だと shall we〜 ってとこか。 総じて強烈な印象の多い能登において、めずらしくやさしい響き。(つづく) -
奥能登ハイジ
奥能登ハイジ13 輪島の魚
輪島は町と漁港が近いので、新鮮な魚は当たり前。 そんなんだから輪島の人が旅行先で刺身を出されても 「臭せぇ」といって、なかなか満足できないらしい。 (早く輪島へ帰ぇって新鮮な刺身が食いてぇ)と思いながら旅行するなんて、もったいないよ... -
ひねくれ市民
性的指向の適性検査
北陸中日新聞(3/14?)によると。石川県などの教員・行政職員採用試験で「同性に惹かれるか」「女性として生まれたかったか」「花屋になりたいか」など、性的指向を尋ねる適性検査が続けられていることがわかったそうだ。世界中で利用されている心理... -
能登・北陸
雪割り草
能登に春を告げる「雪割り草」を見に行った。 まだ時期早く、人はまばら。 黄砂やpm2.5などどこへ行ったか、空も海も真っ青に澄み渡りこわいほど。 断崖絶壁を見渡せる休憩所の横に「婆婆捨峠」の看板を発見。 (そのまんまやないかっ!) …と、ドン... -
ひねくれ市民
がんばれミッチー!
オーケストラアンサンブル金沢(OEK)の音楽監督を務める井上道義さんが北朝鮮に招かれ演奏したことで3月の石川県議会に取り上げられた。 知事は「北朝鮮との関係が抜き差しならない状況にあるなかでの訪問はいささか常識に欠けるのでは」と個人の立場であ... -
へたれの日常
フラワーアレレ?ンジメント
お彼岸にお花を送るため、地元の花屋さんに行った。 花キュー●ッド的な発送サービスを利用することにしたのだが、カタログを見ただけでは3500円と5000円の違いがイマイチわからない。 実物を見ることもできないので、どんなものが相手に届けられる... -
奥能登ハイジ
奥能登の少女ハイジ12
夏はロックで、冬はぬる燗で。せっかくなので輪島塗のおちょこでいただきたい。 漆塗りの器は口当たりがやさしく、酒の味がいっそう引き立つ(気がする)。 とはいえ、お酒は二十歳になってから。(つづく)