reizaru– Author –
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敵地攻撃の是非2
私の父は、母や私たちに向かって暴力をふるったことがない。手を挙げない男性が当たり前だと思ってたけど、たまたま恵まれていただけなのかもしれない。だからたとえ甘えの気持ちからであっても、蹴ったり叩いたりはアカン、もうすまい、と思った。謝っ... -
敵地攻撃の是非1
最近、ゴローとケンカした。というか、いつもながら私が一方的にキレた。お客さんとの話が弾み、ゴローはいつまでたっても寝る気配なし。気づいたら夜が明けていた。私は病院に行かなくてはいけなかったし、早く眠りたかったのだけど、話し声が気になって... -
病院も世知辛く
父が肺炎で入院して、3日くらいして症状が治まったころ 婦長(師長)に呼ばれ、それとなく次の受け入れ先の話をされた。 病院もいよいよ世知辛くなってきた。 持病のある母が病院の定期検診に行き、薬を処方箋でもらうとき、 いつも1ヶ月分もらう睡眠薬... -
かんばん
用事で滋賀に行く途中、 夏の田圃の緑の中に 見慣れたローカル看板・・・。 と思いきや、目を疑った。 ポップな文字で「LOVE憲法」。 うう、やるなぁ・・・。 -
エロエロの夏
父の施設に行くのにタクシーに乗った。愛想のいい運転手だったのでいい気分でいると、突然猥談をし始めた。急に怒るわけにもいかず、「そんなもんですかねぇ」と聞き流すしかなかった。帰りの電車では隣に座った50代くらいの男性がケータイの待ち受け画... -
キモ試し
駅ビルの中の若い人向けの下着屋さんの前で、向こうから来たオバチャン軍団とすれ違う。オバチャンの一人が飾ってあるセクシーランジェリーを着せたマネキンを指さし、「なぁ、見て見て!今度これ着て驚かせたろかいな!」 セクシーランジェリーはキモ... -
イマドキ結婚事情
電車の中で30才くらいの、けっこう個性的な出で立ちの女性2人組の会話。「こないだ行ってきたガーデンウエディング、めっちゃよかった! 私は大阪の人間やけど、結婚式は神戸でしたい。 神戸が実家の人と結婚して、神戸に住んで大阪で仕事を続けたい... -
お祭りファッションチェック
大阪ギャルのファッションセンスは浴衣の着こなしにも現れる。テンガロンハットにヤマンバメイクのガングロギャルに替わって、今年はマンガの「NANA」風。ちょっとアバンギャルドなカンジ。それから甚平姿の「あずみ」風。さらに人混みにもまれ、放心状態... -
天神祭
偶然、天神祭の宵山の日に天神橋筋商店街にいた。 商店街の若者が祭囃子を唄って踊る。 でもなんかヘンだ。「ヘイヘイヘイヘイ!!」 掛け声と踊りがラップなのだ。「よさこいソーラン」とか 「サムライブルー」だとか、新しいナショナリズムのカタチ... -
父の入院2
7月末、K病院に入院。病院に連れてこられた父の表情は思いのほか明るかった。 散髪し、ヒゲもきれいに剃ってもらい、清潔な服装に整えられた父の姿を見て、施設の職員さんがどれだけ大切にしてくれていたかがわかる。入院の荷物も要領よくまとめられ...